終戦記念日に思う。
福島の原発事故が起きてから
原爆の日が私の中で大きな事になり
戦争についてもより考えるようになりました。
未来あるこどもたちに戦争の事をどう伝えるか?
が課題になっています。
私の出身地はそんなに戦争の被害を受けたとか
戦地になった事がないので
父母からも祖父母からも戦争の話は特に聞いた事ありません。
親戚の方がフィリピンで戦死して残された家族が大変な思いをした話や
近所のおじいさんが戦争に行ってシベリアで捕虜になったけど
馬喰できるから重宝された話は小さい頃から聞いていましたが
どこか遠い話。。。
どうこどもたちに伝えるか?
本を読んだりテレビ番組等を見せても伝わりきれない。。
実家に帰省した時に亡き叔父は柔道がかなり強くて
結構いい感じに地域で、ならしていた話を聞きました。
ガタイもいいので話を信じていましたが
賞状とか結果の話が出てこない。
どうしてか?と言えば、戦争があったから
大会が数年間、催されなかった。。。
柔道をやるよりお国の為に学生も働かなくてはいけない時代。
戦争が終わった時にはもう成人。
柔道をやるより家族の為に働かなければならない。
亡くなる直前迄、その無念さを話していました。
遺品の中に黒帯が丁寧に巻いてありました。
亡き叔母と学歴の話になった時に家政高校に入ったのは入った。
けど、入学してまもなく戦争の為に授業ができなくなり学校は閉鎖。
授業が復活した頃には叔母は卒業する時期を過ぎてしまったそうです。
それでも勉強を望めば再入学ができたかもしれないけど
姉妹が入学する時期になっていたので
叔母は家族の為に働かなければならなかった。
自分は農業しかできないから農業で頑張るんだ!と
誇りを持って話していましたが
学がないという事のコンプレックスがずっとあったようでした。。
学があるとかないとかいう時限を越えた所で生きていた叔母なので
そんなコンプレックスなんて持たなくてよかったのに……
実際に戦地に行かなくても
戦争があった時代を生きた者の苦しみを
亡き叔父叔母の話から、こどもたちに伝える事ができした。
その中には勉強をできるしあわせと
自分が好きな事ができるしあわせも教えてくれました。
今度帰省した時に父母からも聞いてみよう。
ちいさい話でも伝えていかなくてはいけない事はきちんと。