ガイコクジンじゃないもん!
さく・え さいとうみき
DAISY版、ついに完成しました!
このお話は息子の保育園の時の経験を元にして作りました。
息子が母や友だちと肌の色が違う事を友だちから不思議に思われ、
悩み、考え、友人と理解していくまでの話です。
肌の色が多数と違う事で、「ガイコクジーン!」と言われたり
不快な思いを何度もしてきました。
それを自分は変なの?とか自己嫌悪になってほしくなくて
母としてどうすれば子どもたちの助けになるか?考えました。
絵本を探したり、いろいろと言う子たちに話して聞かせたりしました。
でも、なかなか伝わりきれずにいました。
保育園に登園した時、何人かの子がいじわるな言い方で
「ガイコクジーン!ガイコクジーン!」
と騒ぎ始めました!
私は一気におなかの中の怒りのマグマがごごごごごおおおお!
となり、大声で怒鳴りそうになった寸前に
息子が
「ぼく、ガイコクジンじゃないもん!
セネガル人と日本人のミックスくんだもん!」
と、堂々と言ったので、
私も、言われた子どもたちも「!!!!」
ホッとしました。。。
それからはいじわるな言い方をされても少しは大丈夫になりました。
(小学校に入学してからまた苦戦することになるのですが……)
こういう事を無くす為に絵本を作る事にしました。
文章力のないので、なかなかまとめるのが難しく苦戦しました。
いろいろな出会いがあり、
この話は絵本より、紙芝居の方が伝えやすいのではないかとになり、
紙芝居としてまとめました。
その紙芝居を目黒区の多言語読み聞かせの会レインボーで
機会があるごとに読んでくれました。
(私も読む機会があり、貴重な体験をさせて頂いてます)
レインボーの方の紹介で
財団法人日本障害者リハビリテーション協会と知り合う事ができて、
DAISY版として発表する事になりました。
この話を公にする難しさの中で苦戦しました。
それに、筆で絵を描く事が苦手だったんですが、
何枚もこの絵を描く事で筆で描く楽しさがわかりました。
いろいろな意味で、いい勉強になっています。
製作あたり、ご協力いただいた皆様ありがとうございました。
深く感謝しています。
DAISYにつきましては下記アドレスから見てください。